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「リモート時代の理念と経営」研究会

リモートワークをはじめ働き方が多様化するなか、経営理念のあり方を問い直し、組織力を高めるための理論と実践を探究します。

<メンバー一覧>(敬称略)

高尾 義明(東京都立大学) 

貴島 耕平(関西学院大学)

鈴木 智気(金沢大学)

福本 俊樹(同志社大学)

渡邊 祐介(PHP理念経営研究センター)

川上 恒雄(PHP理念経営研究センター)

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研究会メンバーによる連載記事

シリーズ「リモート時代の理念と経営」(『衆知』2021年5-6月号~2022年1-2月号掲載)

経営理念の妥当性を
問うことも視野に

2022年1-2月号
貴島 耕平
(関西学院大学)

会社の存在意義に
向き合っているか

2021年11-12月号
鈴木 智気
(金沢大学)

理念は「共感」して「選び取る」時代に

2021年9-10月号
福本 俊樹
(同志社大学)

「自律」の時代

理念共有

2021年7-8月号

​高尾 義明

​​(東京都立大学)

新たな研究会が発足!

2021年5-6月号
川上 恒雄
(PHP理念経営研究センター)

開催情報

​第16回 研究会

2023年3月27日 PHP研究所京都本部にて開催

研究会のメンバーである4名の経営学者(高尾義明氏、貴島耕平氏、鈴木智気氏、福本俊樹氏)が研究発表をしました。今後、これらの発表にもとづく論文を収めた報告書の作成を予定しています。

​第15回 ゲスト講話 - 講師:西田政之氏(株式会社カインズ 執行役員CHRO(最高人事責任者) 兼 人事戦略本部長 兼 CAINZアカデミア学長)

2023年1月6日 オンライン開催予定

ゲストスピーカーに、ホームセンターの「CAINZ」を運営する株式会社カインズの西田CHROを招き、個の主体性を引き出す人事戦略「DIY HR®」について話を伺いました。以前は上意下達の根強かった文化から、短期間でどのようにして社員の自律性を高めたのか、その戦略や具体策について注目が集まりました。

​第14回 企業調査結果のフィードバック

2022年10月28日 オンライン開催

現在実施しているリモートワークと理念に関する企業調査結果について、調査実施企業へのフィードバックを行ないました。

​第13回 企業調査に関する議論

2022年9月15日 オンライン開催

現在実施しているリモートワークと理念に関する企業調査について、研究会メンバーで議論を行ないました。

第12回 ゲスト講話 - 講師:川戸 俊彦氏(株式会社カワトT.P.C. 代表取締役)

2022年8月5日 オンライン開催

ゲストスピーカーに、株式会社カワトT.P.C.の代表取締役である川戸俊彦氏を招き、同社の経営理念「企業は地元の雇用の為だけにある。」に込められた思いや経営手法についてお話を伺いました。同社では、課長や部長といった管理職を置かず、現場チームがそれぞれ主体的に経営を担う「グループ制」というユニークな仕組みを採用されています。その仕組みで従業員のモチベーションをどのように維持し、会社が成長を続けているのかについて注目が集まりました。

第11回 ゲスト講話 - 講師:蒲原 寧氏(サインポスト株式会社 代表取締役)

2022年6月6日 オンライン開催

ゲストスピーカーに、金融機関・公共機関向けコンサルティングなどを手掛けるサインポスト株式会社の代表取締役社長である蒲原寧氏を招き、経営理念の浸透や最近話題の無人決済システムなどについて話を伺いました。創業者でもある蒲原氏は自社の理念実現に向け、事業を展開する上で大事にしている考え方や仕事に対する心構えなどをみずから1冊の冊子にまとめ、組織全体への浸透に力を入れていることや、オープンイノベーションの取り組みなどに注目が集まりました。

第8回~第10回 企業調査に関する議論

2022年2月8日、3月4日、3月28日 オンライン開催

現在実施しているリモートワークと理念に関する企業調査について、研究会メンバーで議論を行ないました。

第7回 ゲスト講話 - 講師:曽山 哲人 氏(株式会社サイバーエージェント 常務執行役員)

2021年11月26日 オンライン開催

ゲストスピーカーに株式会社サイバーエージェント 常務執行役員・人事責任者の曽山哲人氏を招き、同社の理念や人事制度のほか、コロナ後のリモートワークの方針などについて話を伺いました。個人との対話を重要視するサイバーエージェントでは、リモートワークを取り入れながらも、社員間のコミュニケーションを重視し、全社員共通の出社日を設けているとのこと。同社の人材に対する考え方と、多様性や創造性を促す社内の取り組みに注目が集まりました。

第6回 ゲスト講話 - 講師:松川 隆 氏(サイボウズ株式会社 チームワーク総研 シニアコンサルタント)

2021年8月17日 オンライン開催

前回に引き続き、ゲストスピーカーにはサイボウズ株式会社チームワーク総研シニアコンサルタントの松川隆氏を招きました。
今回は、前回の松川氏のご発表内容に対する質問を事前に集め、松川氏本人から計16の質問に、一つひとつ丁寧に答えていただきました。
サイボウズは働き方が著しく多様な企業だけに、マネジャーの業務負担、一律の賞与、副業の影響、経営理念策定の手順、若手社員の取締役登用などについて、それらの運用の実態や社員の認識に注目が集まりました。

会合の後半では、今後企業調査を実施するにあたり、調査対象企業の検討を行いました。

第5回 ゲスト講話 - 講師:松川 隆 氏(サイボウズ株式会社 チームワーク総研 シニアコンサルタント)

2021年6月25日 オンライン開催

ゲストスピーカーにサイボウズ株式会社チームワーク総研シニアコンサルタントの松川隆氏を招き、同社のテレワークの現状と理念の浸透について話をうかがいました。以前から働き方の多様化を進めてきたことで知られるサイボウズですが、大半の社員がリモートで仕事をする本格的なテレワークの普及はコロナの感染が拡大してからとのこと。同社特有の働き方の多様性とマネジメントの関係に注目が集まりました。

第4回 ゲスト講話 - 講師:丸山 剛 氏(積水フーラー株式会社 代表取締役社長)

2021年4月9日 オンライン開催

ゲストスピーカーに積水フーラー株式会社代表取締役社長の丸山剛氏を招き、「経営理念の策定と、リモートワーク導入下における理念の実践について」というテーマで話していただきました。外資系企業などを経て2020年に社長に就任した丸山氏はさっそく経営理念の策定に取り掛かる一方、コミュニケーションツールを活用することでリモート環境下でも社員同士が活発に交流する仕組みづくりに力を入れている取り組みが紹介されました。

第3回​ 研究テーマの設定

2021年2月15日 オンライン開催

【研究テーマについて】

第2回の議論に基づいて、PHP理念経営研究センターが当研究会の具体的なテーマ案を作成し、メンバー間で議論しました。

・メインテーマ案:理念の「浸透」から「共有」へ〜個人の価値観を尊重する組織〜

・サブテーマ案①:個人の発想や働きがいを高める経営理念

・サブテーマ案②:理念の形骸化・有効性希薄化への対処

メインテーマ案については、メンバー間でおおよその合意をみたものの、リモートワークの現実をよく調べることにより、広い視点から考察することが重要であるとの見解でまとまりました。


【企業向けオンライン研修の紹介】

リモートワークの普及によって、従来対面が基本だった企業研修はどのように実施されているのか。PHP研究所主催の企業向けオンライン研修講座「経営者のための〈良い会社〉塾」について、プログラム開発にも携わった講師の東渕則之氏(松山大学)と高橋大輔氏(ウィズワークス株式会社)をゲストに招き、講座の実状について話していただきました。

「経営者のための〈良い会社〉塾」詳細はこちら:https://hrd.php.co.jp/hr-strategy/casestudy/growthdr2020.php

第2回 問題関心の共有

2020年12月18日 オンライン開催

【PHP理念経営研究センターから問題提起】

当研究センターの主席研究員で研修事業の主担当者である的場正晃が理念研修の動向について報告したほか、センター代表の渡邊祐介が当研究会の成果に関する考え方を述べました。


【メンバーの経営学者の関心】

メンバーの経営学者4名が、ご自身の研究と当研究会の接点について発表しました。「サーバントリーダーシップと理念との関係性」(鈴木智気氏)、「理念の再構成がどのようになされるのか」(貴島耕平氏)、「理念とジョブクラフティングの関係」「個人のアイデンティティと理念共有」(高尾義明氏)、「リモート環境下での理念研修や公私の在り方の変容」(福本俊樹氏)――などのトピックが挙げられました。

第1回 キックオフミーティング

2020年10月9日 オンライン開催

【発足の趣旨】
主催者のPHP理念経営研究センターより、「リモートワークをはじめ働き方が変わると経営理念のあり方はどうなるのか」という問題関心が研究会発足の趣旨であるとの説明がありました。

【経営学者の問題意識】
以上の説明を受け、経営学者の高尾義明氏がメンバーを代表して、経営理念やリモートワークを幅広い観点から検討することが大事であると話されました。

【研究会の名称について】
PHP理念経営研究センターから、当研究会の名称として、「『リモート時代の理念浸透』研究会」と「『リモート時代の理念と経営』研究会」の2案が提出されました。従来の「浸透」が時代にそぐわなくなってきた面もある、「経営」という広い枠組みから理念を考えたい、といった意見等から、後者に決定しました。

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